アメリカで、日本語と英語に対応した家庭教師をお探しですか?
子供がアメリカの現地校に通っている場合、学年相応の英語力がなければ、授業についていくことは難しいです。
私も中学生、高校生の我が子の家庭教師を探すために、毎日ネットで日本語と英語が話せる方を探していました。

良い家庭教師はいないだろうか...
30名以上のアメリカ人、日本人の家庭教師と話しをした経験があり、子供に最適な家庭教師を見つけるまでに半年ほど時間がかかりました。現在、我が家の子供達は、オンラインで家庭教師に学習指導をしてもらっています。
私と同じように日本語に対応した家庭教師をお探しの方に、アメリカでの家庭教師の探し方を説明していきます。
<この記事でわかること>
・アメリカで日本語対応の家庭教師を探す4つの方法
・アメリカの家庭教師の相場
【アメリカ在住】家庭教師の探し方

アメリカで家庭教師を探す方法は4つ。
- 家庭教師仲介サイト(個人間)
- 学校の先生に相談する
- 知り合いに紹介してもらう
- 家庭教師専門の業者に連絡する
アメリカで家庭教師を探すために私がおすすめするのは、専門の業者を利用する方法です。
私は、子供たちと相性の合う家庭教師を見つけるまでに5-6人家庭教師を変更しました。体験授業を引き受けてくれた方を含めると、30名以上の方とお話させていただきました。
まず初めに家庭教師仲介サイト(個人間)を利用して、子供たちの指導をお願いしました。しかし家庭教師仲介サイトでは、良い家庭教師に巡り会えなかったので、家庭教師専門の業者に変更。家庭教師専門業者は、今でも高校生の娘が利用しています。
息子は、家庭教師仲介サイト(個人間)で良い先生が見つからなかったので、知人の紹介で良い先生と巡り合いました。
個人間の家庭教師仲介サイトが1番安い
私が最初に家庭教師を探したとき、利用したのはCare.comなどの個人間で家庭教師が探せるサイトです。性別や金額、どんな科目に対応しているのか、など近くに住んでいる人から探せてとても使いやすいサイトでした。

「あっ、子供達と同じ高校の生徒に教えてる方がいる!連絡取ってみようかな。」
しかし、サイトに載っている家庭教師は、あくまでも個人で登録をしている家庭教師。実際の学力はその方の自己申告、また家庭教師になるための講習も受けていないので、人によって指導のレベルはバラバラでした。
私が利用したCare.comは、20ドルほどの月額利用料だけで利用可能でした。月額利用料金を支払うと、希望の家庭教師の連絡先情報を受け取ることができるというシステムのウェブサービスです。
Care.comは、家庭教師の連絡先を得るためだけに利用するサイトなので、追加料金などはかかりません。
個人間の家庭教師仲介サイトが1番安く利用できるサービスですが、家庭教師は学力テストを受けていないので実際の学力は自己申告。
個人間の仲介サイト・メリット
- 料金が安い
- 指導料金の交渉が直接できる
- 対応時間など臨機応変に対応してくれる
- 自宅近くに住んでいる家庭教師を見つけやすい
- 日本語・英語を話せるバイリンガル指導者を見つけることができる
- オンラインで受けられる
個人間の仲介サイト・デメリット
- 実際の学力がわからない
- 当日にキャンセルの連絡が来ることもある
- 指導方法がバラバラ(カリキュラムを作ってくれるくらい丁寧な方もいれば、聞いたことしか答えてくれない方もいる)
実際に、我が家の子供たちが、個人間の仲介サイトを利用した経験からすると、あまりおすすめはしません。
私が個人間の仲介サイトをおすすめしない理由
- 指導者の学力に不安がある
- 責任感のない方が多い
「この科目なら得意だよ」と言っていた家庭教師の方が、答えを間違えるということは何度もありました。そのたびに、我が家の子供たちは、2-3回変わる答えに頭の中が混乱していたようです。
また、すべての方が責任感がない、というわけではありませんが、軽いバイト感覚でやっている方が多く、当日に「今日の授業はキャンセルで」という方が結構いました。
金額の安さは魅力でしたが、いくら値段が安くても、正しい学習指導ができないのであれば支払った金額は無駄になってしまいます。

トマト
えっ!今日もキャンセル??
ちょっと困るな...
我が家の場合は、残念ながら個人間の仲介サイトで、良い家庭教師を見つける事ができず、家庭教師を探す事に疲れてしまった私は、家庭教師専門の業者利用に切り替えました。
しかし、私の友人家庭の場合は、根気強く時間をかけて探していたので、個人間の仲介サイトでも良い家庭教師を探すことができ、何年もその方にお世話になっていましたよ。そのため、全ての方が良い家庭教師に巡り合えないとも言い切れません。
個人間の家庭教師、仲介業者はこんな方におすすめ!
- 指導料を安く抑えたい方
- 小学生以下のお子さんの学習指導
- 家庭教師をゆっくり探す時間がある
学校の先生に相談する
アメリカの教員は、家庭教師のアルバイトをしている方も多いので、子どもが通っている学校で気になる先生がいたら「家庭教師を引き受けてくれませんか?」と聞いてみるのもありです!
また、学校の先生に子どもの学力や英語力が心配だと現状を伝えて「家庭教師を紹介してくれませんか?」と聞いてみてもいいと思います。
我が家の場合は、ESLの先生(英語が母国語でない子供達に英語を教えてくれる先生)から家庭教師のことで連絡を貰いました。

「夏休み空いていますが、家庭教師は必要ではありませんか?」

トマト
ぜひお願いします!
私のママ友も子供が通う小学校の先生に、「国語の家庭教師を引き受けてくれないか」と交渉し、月に数回学習指導をお願いしていましたよ。
学校の先生に家庭教師を引き受けてもらうメリット
- 子供が通う学校の先生なので、先生の学力に安心できる
- 子供がすでに知っている人なので、子供が緊張しない
学校の先生に家庭教師を引き受けてもらうデメリット
- 子供の学校の先生ということもあり、親が気を使ってしまう
- 学校の先生に、こちらから交渉を持ちかける場合、平均以上の指導料を提示しなければ失礼になるのでは?と考え平均よりも提示金額が高めになる
学校の先生に家庭教師の相談をするのは、こんな方におすすめ!
- 子供が人見知り、知っている誰かにお願いしたい
- お願いしたいと思っている先生がすでにいる
- 指導に慣れている人を探したい
- 英語での指導でもOK
アメリカの学校で、日本語を話せる先生はほぼいません。英語での学習指導でもOKという場合は、学校の先生に交渉するのもありだと思いますよ。
知り合いに紹介してもらう
大学生の子供を持つ親御さんへ「誰か家庭教師を引き受けてくれる人を紹介してほしい」とたずねると大抵の場合、紹介してもらえます。
また、日本語対応の家庭教師を探したい場合は、知り合いの日本人に聞いてみるといいでしょう。日本人が周りに少ない場合、韓国人、中国人などアジア系の方に「日本語が話せる家庭教師を紹介してほしい」と頼むのも1つの方法です。
アメリカで生まれ育ったアジア系の方の中には、日本語が話せる方も沢山いるので、良い家庭教師に出会えることも。
知り合いを通して紹介してもらう場合、個人間の家庭教師仲介業社と同じで、学力テストなど受けていないので、学力は自己申告。
また知り合いの紹介なので、断りにくかったり、値段の交渉が失礼にならないか気になるところ。
知り合いに紹介してもらうメリット
- 知り合いからの紹介だと安心感がある
- 日本語対応の家庭教師が見つかりやすい
- 事前にどのような方なのか、知人を通して性格など知ることができる
- アメリカに住んでいる人を紹介してもらえる確率が高い(時差があっても2-3時間)
知り合いに紹介してもらうデメリット
- 学力は自己申告
- 知り合いの紹介なので、断りにくい
- 紹介者の顔を立てる意味でも、あまり低めの金額は提示できない
私は、日本人の知り合い数名に「日本語が話せる家庭教師を紹介してほしい」と何度も声掛けして、我が家の子供達と相性の合う家庭教師の方を紹介してもらいました。
「知り合いに紹介してもらう」こんな方におすすめ!
- 日本語で指導してくれる人を探したい
- まったく接点がない人にはお願いしたくない
家庭教師専門の業者に問い合わせる
日本語に対応した家庭教師を見つける場合、家庭教師専門の業者に問い合わせる事が1番早いです。
専門業者だと家庭教師の学力をテストで確認しているので安心。また万が一、希望の家庭教師が子供と合わなかった場合でも、別の家庭教師に変更が簡単!
しかし、業者の仲介手数料が含まれるので個人間のやり取りより金額はやや高めになります。
専門業者を利用するメリット
- 家庭教師の学力が保証されている
- 家庭教師の変更が簡単
- 日本語で指導を受けられる
- オンラインで受けられる
専門業者を利用するデメリット
- 金額が高い
- 日本にある企業の場合、時差の関係で家庭教師との時間が合わせにくい
カリフォルニアにある、日系塾などでも日本語が話せる家庭教師を紹介しているところもあります。また、日本にある家庭教師専門の会社、EDUBALなどに相談するのもおすすめ!全世界対応なのでアメリカからの問い合わせにも電話で対応してくれます。
日本語ではなく英語でOKなら
私の子どもが現在利用しているTUTOR.COMもおすすめ!このサイトで日本語話者を探すことは難しいので英語での指導になりますが...
Tutor.comは、24時間、7日間、365日いつでもオンラインの家庭教師に勉強を教えてもらう事ができます。日本のDMM英会話と少し仕組みが似ています。
時間と家庭教師を指定して予約もできますが、予約がなくても利用が可能。宿題をやっている時に「この問題がわからない!今すぐ解き方を教えてほしい」という時にとても助かるサイト。
質問を投げかけると、オンライン状態になっている家庭教師の誰かが質問に答えてくれます。
もちろん、家庭教師になる方は、事前に学力テストを受けており、Tutor.comから家庭教師としてふさわしいと認定を受けた方のみが指導をおこなっているので安心です。
ビデオチャットや書き込み式のテキストボックスどちらも利用可能。我が家の娘はあまり顔を見られたくないようで、テキストボックスに質問を入力しチャットで指導を週に何度か受けています。
Tutor.comの利用料金は、24ー40ドルになります。1回分だけ購入、50時間分購入など色々プランがあり、購入時間が多ければ1時間あたりの指導料が安くなります。
アメリカの家庭教師の相場

アメリカの家庭教師の1時間あたりの相場は、だいたいこんな感じです。
個人間の仲介業者:20-100ドル 人によって違いはありますが、平均して相場は20-35ドル |
学校の先生:30-70ドル 相場は40ドル前後 |
知り合いの紹介:25-100ドル 出身校など人によって差はありますが、50ドル前後 |
専門業者:50-150ドル 出身校、経験によって違いはあります。平均80ドル前後 |
まとめ
アメリカで、日本語に対応した家庭教師を見つけることは可能です。私の1番のおすすめは、日系の家庭教師専門業者!金額は高めですが、家庭教師の学力にも安心でき、何かトラブルが起きた際、業者が対応してくれるのもありがたい。
アメリカに住んでいる日本語対応の人や、近所に住んでいる人を探したい場合は、地域の日本人が利用する掲示板を利用するのもいいですよ。探し方は、住んでいる州や地名、日本人、掲示板で検索するとでてきます。(例:ロサンゼルス、日本人、掲示板)
良い家庭教師に出会えるといいですね!